「手抜き工事の実態!安さの裏に隠された外壁塗装の闇」
外壁塗装を検討するとき、多くの人が気にするのが【工事費用】です。
確かに、見積もり金額が安いと魅力的に感じます。
しかし、安さの裏には「手抜き工事」という大きなリスクが潜んでいます。
工事の質を犠牲にしてしまうと、数年後に再び修繕が必要になり、結果的に高くつくこともあるのです。
■よくある手抜き工事の実例
外壁塗装の現場では、こんな手抜きが行われることがあります。
・高圧洗浄を十分に行わない
→ 汚れや古い塗膜が残り、塗料がすぐに剥がれる。
・下塗りを省略する
→ 本来「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程が必要だが、1回減らして材料費と工数を浮かせる。
・規定の塗布量を守らない
→ 塗料を薄めすぎたり、塗る回数を減らしてコストを削減。
• 素人や経験の浅い職人を使う
→ 人件費を抑えるため、技術不足の作業員を現場に投入。
こうした手抜きは見た目では分かりにくいため、施主が工事直後に気づくのは難しいのが実情です。
■手抜き工事の末路
手抜きによって仕上げられた外壁は、見た目こそきれいに見えても耐久性はまったくありません。
• 1〜2年で塗膜が剥がれる
• 雨水が浸入し、内部の木材や鉄骨が劣化
結果的に外壁張り替えなど大規模修繕が必要
本来10年以上持つはずの塗装が数年でダメになるのは、「安さの代償」と言えるでしょう。
■なぜ手抜きが行われるのか?
背景には、業者側の利益構造があります。
外壁塗装の費用の大部分は「人件費」と「材料費」。価格を下げれば下げるほど、利益を出すにはどこかを削る必要が出てきます。その結果、材料の質を落とすか作業工程を減らすしかなくなるのです。
つまり、「激安見積もり」を出してくる業者は、その時点で何かを犠牲にしている可能性が高いと考えるべきでしょう。
■手抜き工事を防ぐためのチェックポイント
施主側が少し意識するだけで、手抜きを防げることがあります。
1. 見積もりの内訳を確認する
→ 工程ごとの作業内容と塗料の種類が明記されているか。
2. 3回塗りを徹底しているか
→ 「下塗り・中塗り・上塗り」が明記されているかを必ずチェック。
3. 現場の進捗を確認する
→ 写真を撮って報告してもらう、または施工中に立ち会う。
4. 実績のある業者を選ぶ
→ 「安さ」ではなく「施工実績」「口コミ」「保証内容」を基準に選ぶ。
■まとめ
「安いから」と飛びついた外壁塗装が、数年後に大きな後悔を生むことは少なくありません。安さの裏には必ず理由があり、その多くが「手抜き工事」という形で施主に跳ね返ってきます。大切な住まいを守るためには、価格だけで判断せず、信頼できる業者を見極めることが何より大切です。
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