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雨樋の種類

雨樋は、屋根から落ちた雨水を集めて排水するための設備で、様々な種類があります。以下に、雨樋の主な種類について説明していきます。

 

  1. 金属製雨樋
    金属製雨樋は、アルミニウム、ステンレス、銅、亜鉛メッキ鋼板などの材質から作られています。耐久性が高く、長期間使用できるため、よく利用されます。また、外観が美しいことから、建築物の外観に合わせて選ぶことができます。
    ただ、外壁塗装などのタイミングで塗装をしないと錆が発生し、穴が開いてしまう場合があるため、注意が必要です。

  2. ビニール製雨樋
    ビニール製雨樋は、コストが低く、加工が容易であることから、広く使われています。ただし、耐久性が金属製雨樋に比べるとやや劣り、太陽光の影響を受けやすく、変形しやすいため、修理や交換が必要な場合があります。

  3. セメント製雨樋
    セメント製雨樋は、セメント、砂、水などの材料を混ぜて作られたもので、硬くて頑丈なため、長期間使用することができます。ただし、製造コストが高く、加工が困難であることから、あまり一般的ではありません。

  4. 陶器製雨樋
    陶器製雨樋は、陶土を成型して作られます。金属製雨樋に比べ、美しく高級感があることから、古民家や和風建築などに使用されることが多いです。ただし、加工が難しく、価格が高いため、一般的にはあまり使われません。

  5. ガルバリウム鋼板製雨樋
    ガルバリウム鋼板製雨樋は、亜鉛メッキ鋼板にアルミニウム・シリコン合金を被せたもので、耐食性に優れ、金属製雨樋に比べ、軽量で加工が容易であることから、広く利用されています。ただし、塩分の多い海岸地域などでは、錆が発生する場合があるため、注意が必要です。

  6. ハーフラウンド型雨樋
    ハーフラウンド型雨樋は、その名の通り、半円形の形状をしています。この形状は、排水の効率を高めることができるため、一般的によく使用されます。また、金属製やビニール製など、様々な素材から作られており、外観に合わせて選ぶことができます。

  7. スクエア型雨樋
    スクエア型雨樋は、四角い形状をしています。近年は、モダンな建築物に多く使用されています。また、金属製やビニール製などの素材があり、外観に合わせて選ぶことができます。

  8. スロープ型雨樋
    スロープ型雨樋は、斜面状になっており、雨水をよりスムーズに流すことができます。主に屋根の勾配が急な建物や、雨量が多い地域に使用されます。

  9. シンク型雨樋
    シンク型雨樋は、排水の効率を高めるため、波型の形状をしています。近年は、防災対策として、浸水した場合に排水をスムーズにするために使用されることがあります。

 

以上が、主な雨樋の種類です。建物の外観や使用目的に合わせて選ぶことができるため、適切な雨樋を選ぶことが重要です。また、定期的なメンテナンスを行うことで、雨樋の寿命を延ばすことができます。

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