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外壁塗装で失敗しないための値引き交渉術!プロが教えるタイミングと切り札

はじめに:なぜ外壁塗装は「交渉」が必要なのか?

 

外壁塗装の見積もりは、業者によって数十万円単位で差が出ることも珍しくありません。この価格の差は、必ずしも技術力の差ではなく、多くの場合、**「営業経費」や「交渉の余地」**が含まれているからです。

「値引き交渉なんて苦手だ…」と思うかもしれませんが、ご安心ください。

外壁塗装の交渉は、家電量販店での価格交渉とは異なり、**「お互いが気持ちよく契約するための調整」**です。そして、知っているか知らないかだけで結果が大きく変わります。

この記事では、元塗装業者が教える、プロが「仕方ない」と納得する値引き交渉のタイミングと、失敗しないための**「切り札」**を徹底解説します。

 


 

1. 勘違い厳禁!価格交渉の「絶対ルール」

 

交渉を始める前に、優良な工事をしてもらうための心構えを理解しましょう。

 

🚨 ルール1:手抜き工事につながる「無茶な値引き」はしない

 

「相場を大幅に下回る価格」を要求すると、業者は利益を確保するために塗料の量を減らす乾燥時間を守らない下請けに無理な工期を押し付けるなど、手抜き工事に走るリスクが高まります。

 

  • 適正な目標: 提示価格から**5%〜10%**程度の値引き(端数カット含む)を目指すのが賢明です。

 

🚨 ルール2:交渉の「材料(切り札)」を用意しておく

 

単に「安くしてくれ」では通りません。交渉を成功させるには、業者側が「この客には譲歩するメリットがある」と感じる**材料(切り札)**が必要です。

  • 切り札の例: 即決の意思、相見積もりの提示、屋根塗装の同時依頼など(後述)


 

2. 値引き交渉が最も成功しやすい「3つのタイミング」

 

交渉は、どのタイミングで行うかによって成功率が劇的に変わります。

 

⏰ タイミング1:【初回の訪問時】即決に近い意思を伝える

 

優良業者は、**「他社と相見積もりを取っている客」よりも、「今決めてくれる見込みの高い客」**を優先します。

  • 交渉術: 見積もり内容に納得できた場合、「内容には大変満足しています。ただ、予算を10万円オーバーしており、もし今日契約できるなら、この予算に合わせていただけませんか?」と伝える。

  • 効果: 契約獲得のための営業コスト(再訪問、再見積もり作成など)が削減できるため、その分を値引きに回してくれる可能性が高まります。

 

⏰ タイミング2:【月末や決算期】業者の都合が良い時期を狙う

 

多くの企業は、月や四半期の目標達成に向けて動いています。

  • 交渉術: 「御社の今月の受注状況はいかがですか?もし目標達成に貢献できるなら、少し優遇していただけると嬉しいのですが」と、相手の懐事情を想像させる言葉を投げかけてみる。

  • 効果: 目標達成のための**「最後のひと押し」**として、利益を削ってでも契約を取りに来てくれることがあります。

 

⏰ タイミング3:【相見積もり後】他社の見積もりを切り札にする

 

最も一般的で効果的な交渉タイミングです。ただし、見せ方には工夫が必要です。

  • 交渉術: 「A社の見積もりは御社より低いのですが、私は御社の技術と対応を高く評価しています。A社の価格に〇〇円だけ近づけていただければ、御社にお願いしたいです。」と伝える。

  • 注意点: 競合他社の見積もりを全て開示するのではなく、**「価格だけ」**を提示し、「御社を選びたい」という意思を明確に伝えることが重要です。


 

3. プロが「仕方ない」と納得する値引き交渉の「4つの切り札」

 

単なる「値引き」ではなく、「価格調整」として相手にメリットを感じさせる具体的な交渉材料です。

 

🔑 切り札1:【同時施工】屋根や付帯部の塗装もセットで依頼する

 

最も効果的な切り札です。業者側は手間なく売上を大きく伸ばせます。

  • 提案例: 「外壁だけでなく、屋根塗装も同時にお願いしたいのですが、その分まとめて値引きしていただけませんか?」

  • ポイント: 足場代が1回分で済むという最大のメリットがあるため、業者も大幅な割引に応じやすくなります。

 

🔑 切り札2:【工事時期の融通】業者の閑散期に合わせる

 

業者が手待ちになりがちな**「閑散期(梅雨明け後、真冬など)」**に工事を合わせることで、人件費のロスを減らすことができます。

  • 提案例: 「工事の時期は、御社のスケジュールが空いている時期に合わせて、いつでも結構です。その分、ご協力いただけませんか?」

 

🔑 切り札3:【広告塔になる】施工事例や見学会に協力する

 

業者は施工事例を自社のホームページや広告に使いたいと考えています。

  • 提案例: 「御社の施工事例として写真公開に協力しますし、もし近隣で完成見学会をするなら協力します。その分、少しお安くしていただけませんか?」

 

🔑 切り札4:【工事内容の変更】塗料のグレードを一段下げる

 

希望していた塗料から、耐久年数が一段階低いシリコン塗料などに変更することで、総額を下げることができます。これは値引きではなく、仕様変更による価格調整です。

  • 提案例: 「フッ素塗料でお願いしていますが、予算が厳しいのでラジカル制御塗料に変更した場合、いくらになりますか?」


 

まとめ:交渉は「信頼関係」を崩さない範囲で

 

外壁塗装の値引き交渉は、あくまで**「優良な業者」「適正な価格」**で契約を結ぶためのツールです。

「安くすること」だけを目的とせず、相手への敬意と感謝を忘れずに交渉を進めましょう。

交渉の結果、希望通りの価格にならなくても、誠実な対応をしてくれた業者こそ、信頼に値するパートナーです。

 

 

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